うつ病治療のアプローチは投薬のみ?

治療の基本は休むこと

うつ病は投薬以外にもいろいろな治療方法があります。薬物療法と並んで基本となるのが「休養」です。忙しさに追われ続けた結果うつ病になってしまった、という人は休むことに対して抵抗を見せることも多いですが、休養を取って一旦自分にブレーキをかけることは、実は非常に重要なことなのです。心と体をしっかり休めることで、薬物療法も本来の効果を発揮できるようになります。ただし休むといっても、自宅に居なければならない訳ではありません。自営業、人の出入りが多い、小さな子供がいる、といった状況ではかえって気が休まらないということも多いでしょう。その場合は入院も選択肢に入ってきます。またダラダラと過ごすのではなく、生活リズムを保つことも大切です。

いろいろな精神療法を用いて

精神療法とは、医師やカウンセラーが患者さんの症状や悩み、不安を聞き、その上でいろいろな技法を用いて症状の改善を目指すことです。単独で行われることもありますが、薬物療法と並行する場合も多いです。精神療法にもいろいろな種類がありますが、そのうちの一つが精神分析的心理療法です。これは面接の中で患者さんが自分の心に向き合い、それを言葉にすることで無意識の中に押し込められた症状の原因を探り、心の状態を整えることを目指します。認知行動療法も広く知られている精神療法の一つです。感情や気分は、ものの見方や考え方に大きく影響されます。うつ病の人によく見られる偏ったものの見方、考え方を修正し、より現実的で幅広い捉え方ができるよう訓練するのが認知行動療法です。